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[開業20周年]
医局日誌
〜Doctor's column〜

Episode 22:微笑みの国タイ

そう言われているように、彼らはニコニコしている。だがかなり偉い。王立大学である、チュラロンコーン大学(日本の東大)出身者の留学生のみだから。だが彼らにも弱点はある。それは「冬」だ。なにせあちらは常夏の国(チェンマイ以外)。セーターもコートも持っていない。日本に来て購入となる。ある留学生。「買い物に行きました。ジャンパーの値段を見ていました。店員がずっと私に話している。しつこい。だから、紺色があるなら買うと言った。そして奥から紺色が出てきた。断れない。だから買った。高かった~。」ニコニコ。お人よし・・。

別の留学生「日本の服は高い。だからバーゲンに行って買いました。ボタンすぐ取れました。でも縫えない。ウールです。」ニコニコ。なるほど。身長は高くないが案外タイ人女性のお尻は大きかったりする。別の留学生「お店に行きました。ズボンを見ていました。日本の女性のは小さい!だから男性のを見ていた。店員が来て、女性のこれで大丈夫だから、といいます。でも小さい。私の体だからわかる。トライして、というので仕方なくはいた。はいらな~い!」ニコニコ。「男性用のはきました。リペアーが必要です。高~い!二本買えます!」ニコニコ。

みなさん苦戦している。笑顔で。そういえば、こんなメキシコ人もいた。「お金が足りないので、アルバイトすることにしました。私にピッタリね。」彼はわりとガッシリした体格の人。そんなにしゃべらないタイプ。「どんなアルバイト?」「クラブのドアボーイです。」まじで?歯医者が?とまらない。こんな人もいた。「私、庄屋でバイトしてます。みんな私に、先生~、おねが~い、と言って頼みます。」ニコニコ。歯医者が居酒屋??エリート留学生達は頼もしい・・。

-タイの歯科医院前にて。-

このコラムについて

※2006年に掲載したドクターズコラムを再編集したものです。
※当時の表現を使用しているため、読みづらい部分があるかと思います。

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