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医局日誌
〜Doctor's column〜

Episode 4:天の一声

世の中の会社はどうだか知らないが大学病院では、早ければ半年前、遅くても2ヶ月前くらいに異動、出向、研修の話が医局長や教授から言い渡される。そんな中えらい短期間で研修が決まったことがある。

ある日私は医局長から呼び出された。「麻酔研修にいかないか?」ある程度口腔外科に所属していると、そんな話もくるのだが、私「1週間考えてもいいですか?」と言って帰宅した。自分より上の先生方で、まだ研修にいっていない先生が何人かいたので、自分でなくてもいいかなぁと思っていたからだ。
とその翌日「あー、麻酔科の教授に挨拶しといたから。」私「・・?!!」そして翌日、私はこれまた一人で麻酔科の教授室を訪問?した。私「来月から宜しくお願いします。」「明日から来なさい。7時30分にモーニングカンファがあるから。」と、なんともいえないとんとん拍子で麻酔科研修が始まった。

そしてそんなある日、麻酔の医局員から質問された。「口外って(口腔外科の略)どうやって研修の先生決めてるの?」私「天の一声です!」「まじで~(笑)」まじです。たった一日で決まりましたから。めでたく翌日から毎日休まず、遅刻もせず(基本的には朝8時出勤、朝一の手術に当たると朝7時出勤)研修しました。さすがに不慣れな研修だったので(研修はだれでも不慣れか)たった3ヶ月で4キロ痩せました。というか私が決して太っていないことを考慮していただければ、どんなに辛かったか想像つくものかと思います。いい経験になりました。天の一声に感謝。


-麻酔科医局にて-

このコラムについて

※2006年に掲載したドクターズコラムを再編集したものです。
※当時の表現を使用しているため、読みづらい部分があるかと思います。

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