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医局日誌
〜Doctor's column〜

Episode 9:うれしかったこと

学会発表デビューの日、私は骨折をしてギブスをはめていたのだが、そんないで立ちで、舞台にあがらなければならなかったので、えらく心細かった。
たいてい発表時は、共同演者が最前列に座ってくれるのだが、心細いと知ってか、助教授、講師、病棟グループオーベン(ボス)も最前列に座ってくれた。
最後尾にも同じ医局の先生方が立ちながら見守ってくれていた。私の視野には病院の時と同じ風景に見えた。質問されたらいつでもいくぞくらいな勢いでマイクの前に助教授がいる♪結局助けてもらうことはなかったが、(前回書いたが時間が短くなったため)本当にありがたかった。

そして発表終了後。オーベン「きよ(旧姓)、スタートでマイクの音量入った時、鼻すすっただろう。」ばれたか・・。とか、発表時間期限を知らせるランプがあるのだが、「赤ランプついたのみて、にやって苦笑いしたな」とか「質問してきた先生をにらんでただろう。」とか色々な先生に色々内容以外でつっこまれた。

こうして平和にデビュー戦は終了した。その後聞いた話だが、後にも先にも骨折してギブスを巻きながら発表したのは私だけらしい・・。

-登壇時の様子-

このコラムについて

※2006年に掲載したドクターズコラムを再編集したものです。
※当時の表現を使用しているため、読みづらい部分があるかと思います。

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