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[開業20周年]
医局日誌
〜Doctor's column〜

Episode 29:

粘膜や皮膚を切ってめくった方をフラップというが、その色を調べることを研究している先生方がいた。研究室(医局)で。先生A「先生、女性のつけるアイシャドーってどういう色が好きですか?」先生B「・・・、似合っていればどれでもいいですが・・。」先生A「やはり皮膚からあまりかけ離れた色だと変に感じませんか?」先生B「いやぁ、べつに・・」同系だったらつける必要ないと思う。先生B「先生、アイシャドウ付けたくなりましたか?」先生A「いやいや、色に関心があるんです。フラップもアイシャドウも。」先生B「全然違う色だと思います。」

まあそうだろう。またある時。小さな簡易研究室で。冷蔵庫の上のシャレーにラップがしてあり、マジックで「危険」と書いてある。私「どうして危険なんですか?」先生「癌細胞培養しているからさぁ。危険だろ?」私「・・・。」別の研究室で。お菓子のラッピングになにやら文字を書いて冷蔵庫にしまっている。私「なんて書いてるんです?」先生「食べるなって書いているんです。」無理くない?教授室に冷蔵庫あるし・・。誰も信じないと思う。言わないけど。

その下に「食べるな○○」とちがう先生の名前が。気になるので開けてみる。・・・。ビーカーに入った血清。食べるわけないじゃん!!自分の医局に戻る、と、見覚えのあるお菓子を違う先生が食べている。・・、あれ?それ私が秘書さんからもらったお菓子!!私「あー、それ私の!!」先生「あれ、そーなの?わかんなかったよ!」私「表に喜代崎(旧姓)食べるなと書いてあるはずです!!」先生「いやぁ、柄かと思って。」あなどれない。弱肉強食な医局だった。

-医局にはいろいろな先生がいました-

このコラムについて

※2006年に掲載したドクターズコラムを再編集したものです。
※当時の表現を使用しているため、読みづらい部分があるかと思います。

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