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口腔外科(親知らず)外来 へようこそ。



赤坂見附歯科 院長 近藤(喜代崎郁子)いく子当院の院長・近藤は大学病院の口腔外科にて高度な外科処置が必要な癌の患者さんを含め、数多くの患者さんの診療にあたってまいりました。

この経験を活かし、一般診療所では敬遠されがちな親知らずの診断、治療に積極的に取り組んでおります。

親知らずとは?


親知らずとは、智歯と呼ばれる、正中から数えて8番目の歯で、下顎第三大臼歯、上顎第三大臼歯のことを示します。

これらの歯は、20歳前後に生えることが多く、親が歯の生え始めを知ることなく生えてくることから、「親知らず」という名がついた、と言われています。

現在、食文化の発達にともない、顎の縮小が進み、智歯がすべて生えそろう割合は減りつつあり、日本人の智歯が生えそろう割合は36%程度と言われています。

顎の縮小にともない、智歯がうまく生えるスペースを失い、様々な問題がおきているのも事実です。


親知らずを抜歯した方が良い場合


―こんな時は勇気を出して抜きにいこう!―

1. 保存不可能な大きな虫歯がある
2. 幾度となく腫れや痛みを繰り返した
3. 歯並びを悪くする原因になっている
4. 矯正治療をするうえで不用
5. 親知らずの存在により、隣の歯が虫歯になるリスクがある

※ あくまでも目安なので、お気軽に来院いただければ直接拝見して判断いたします。


親知らずを抜かなくても良い場合


1. きちんと生えている
2. かみ合わせに関与している
3. すっかり骨の中に埋伏していて感染の恐れがない
4. 腫れたり、痛んだりしたことがない

※ あくまでも目安なので、お気軽に来院いただければ直接拝見して判断いたします。


親知らず専門外来 での治療方針・抜歯/保存の基準



親知らず専門外来では、下記の基準に基づいて抜歯すべきか、それとも抜歯せずに保存/経過観察とするかを判断しています。

※あくまでも基準なので、患者さんの状況に応じて総合的に判断いたします。

 

[抜歯/保存の判断フロー ※クリックで大きくなります。]

[抜歯/保存の判断フロー]

 

抜歯と判断するケース


1. 痛みがあり、歯ぐきに埋まって部分的に腫れていて消毒しても痛みがひかない場合
2. 痛みがあり、歯ぐきに埋まって腫れはなく、消毒しても痛みがひかない場合
3. 痛みがあり、歯ぐきに埋まってはいないが、保存不可能な虫歯がある場合
4. 痛みも腫れもないが、歯並びを悪くする原因となっている場合
5. 痛みも腫れもなく、きちんと生えているが、矯正治療に不要と判断できる場合

 

保存と判断するケース


1. 痛みがあり、歯ぐきに埋まって部分的に腫れているが消毒すると痛みがなくなる場合
2. 痛みがあり、歯ぐきに埋まって腫れはなく、消毒したら痛みがなくなる場合
3. 痛みがあり、歯ぐきに埋まってはおらず、保存できる虫歯の治療によって痛みがなくなる場合
4. 痛みも腫れもなく、きちんと生えていて咬み合わせに関与していない場合
5. 痛みがなく、完全に骨に埋伏している場合

 

大学病院へ紹介するケース


痛みがあり、歯ぐきに埋まっており、腫れが広範囲にわたっている場合




まずは当院へご相談下さい。

大学病院口腔外科での高度な治療経験がある
ドクターが的確に診断いたします

「親知らずが痛くなった」「抜歯が怖い」などのお悩みの方、まずは当院の診療で的確な診断と説明をいたします。お気軽にお電話ご予約ください。


抜歯後に起こりうる症状


―抜歯後、こんな症状が出たりしますー

1. 腫れます

抜歯当日より翌日、翌日より次の日と、3日目をピークに腫れ、その後、徐々に腫れはひいていきます。

腫れには個人差があります。一般に骨の削除量が多いと腫れやすいです。また、切開(歯茎を切った)した範囲が広い場合も腫れやすいです。

2. 口が開きずらいです

縫合や外科的侵襲により痛みが原因で開きづらくなりますが、早ければ1週間で、だいたい2週間で消失します。

3. 唾液を飲むと痛い

腫れの炎症がのどに及んでいるためです。 1週間くらいで消失します。

4. 手前の歯がしみる、痛い

抜いたことにより、歯肉がさがり、根っこが露出するため、痛みが出る場合があります。
歯肉の治癒とともに消失します。2週間くらいかかる場合があります。

5. あざができます

内出血により、紫色のあざができる場合があります。 傷の治りとともに消失します。だいたい1~2週間で消えます。

6. 抜歯後の麻痺

下顎の親知らずを抜歯した時にまれに知覚麻痺が現れることがあります。

親知らずが下歯槽管(下顎の神経)に近接している場合に起きやすいです。

症状:下唇や抜歯した側の唇の周りがぴりぴりしびれた感覚があります。
処置:治療法は薬物療法が主体です。他にレーザー治療、鍼治療があります。 年齢や損傷範囲に左右されますが、おおよそ6か月くらいで回復します。

7. ドライソケット

抜歯窩(抜歯したところ)に血餅(かさぶた)ができずに、骨が露出した状態です。下の歯を抜歯した場合におきやすいです。

症状:2~3日経過しても激しい痛みがある。骨が見える。
処置:一般的に抜歯窩の消毒、消炎で治癒していきますが、そ れでも改善しない場合は再度、歯肉を掻把(めくる)し、骨削をし、新鮮骨をだして、再縫合します。

8. 上顎洞への穿孔

上の親知らずを抜歯した場合におきることがあります。

親知らずの根が上顎洞粘膜と癒着していた場合に抜歯することにより、この粘膜に穴があいた時に起きます。

症状:抜歯したところから排膿(膿が出る)があります。 痛みがないことが多いです。
処置:生理食塩水でよく洗浄し、イソジンなどでよく消毒します。 小さい穴でしたらおおよそ1週間くらいで治癒していきます。 穴が大きい場合は大学病院や都立病院の受診をお勧めします。

*当院では以下の病院と医療連帯を組んでおります
都立広尾病院・慈啓会医科大学・東京医科歯科大学・慶応大学病院

上記のいずれかの病院に速やかにご紹介いたします。

9. 異常腫脹

―こんな腫れ方は危険ですー

下の親知らずを抜歯した後には頬から顎の下、首にかけて、
上の親知らずを抜歯した後では眼窩(目の下)にかけて腫れが広がるようですと危険です。

外科的侵襲に体が負けていることが多く、感染が広がっている場合がほとんどなので、大学病院または都立病院など、入院施設がある病院へ直ちに受診することをお勧めします。

*当院では以下の病院と医療連帯を組んでおります。
都立広尾病院・慈啓会医科大学・東京医科歯科大学・慶応大学病院

上記のいずれかの病院に速やかにご紹介いたします。


親知らずの抜歯ができない場合(禁忌症)


1. 急性炎症がある場合

炎症を長期にわたり放置したために炎症が広範囲にわたり、 顎炎や蜂巣炎を合併した場合はすぐに抜歯することはできません。

症状:下顎においては頬部や頚部(首)にかけて明らかな腫れがある。 痛くて口が開かない
処置:点滴療法(薬物療法)などで炎症を図り、炎症が改善した後、 可及的早期に抜歯する。

*当院では以下の病院と医療連帯を組んでおります
都立広尾病院・慈啓会医科大学・東京医科歯科大学・慶応大学病院

上記のいずれかの病院に速やかにご紹介いたします。

2. 慢性疾患がある場合

―こんな持病をお持ちの方は抜歯の禁忌症ですー

・心臓病、不整脈
・高血圧
・脳梗塞、脳出血
・甲状腺機能低下症
・糖尿病
・てんかん
・肝炎、肝硬変
・透析、慢性腎不全
・白血病
・膠原病、自己免疫疾患
・骨粗鬆症

3. 悪性腫瘍内にある歯・癌の中に植立している歯

4. 放射線照射野内の歯

放射線治療の照射野に含まれている顎骨は、活力が低下しているため、感染しやすいので抜歯できません。


まずは当院へご相談下さい。

大学病院口腔外科での高度な治療経験がある
ドクターが的確に診断いたします

「親知らずが痛くなった」「抜歯が怖い」などのお悩みの方、まずは当院の診療で的確な診断と説明をいたします。お気軽にお電話ご予約ください。


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