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[開業20周年]
医局日誌
〜Doctor's column〜

Episode 28:

私が勤務中に医学部棟がきれいになった。用事がないかぎりなかなか足を運ぶことはない。仕事が一段落ついて7時ごろ、できたて新品の医学部棟にいってみた。すごく綺麗。14階(多分)にあがった。自動販売機コーナーがある。そこは壁ぎわだったので窓があった。覗いた。後楽園一望!!夜景が素晴らしかった。14階でも少し高台になっていたので全貌がみえる。一人だったので声に出せないのが残念だった。自動販売機を見る。パンやらポテトやら普通にカップラーメンやらが販売されていた。

そこへ研修医らしきドクター達が来た。「ここまで来るとさ、色んなもんがあるわけ。」「へー、生協よりいいかも。」なんて言ってる。彼らには夜景はお呼びでないらしい。またしばらくすると・・、ゆかた風寝巻きを着た・・、病院寝具を身に着けた患者が来た。「ガチャンコーーン」なにやらカップラーメンを買っている。私の方をチラッと見て出て行った。いいのか、その食事?もしくは足りないのか。やっぱり夜の病院は好き。静かで広くてゆっくりできて。もう一度夜景を眺めた。昼間のバタバタが嘘のよう。またエレベーターに乗って3階で降り、連絡通路を渡って戻った。古いね、ここは。9階にあがり、そろそろ誰もいなくなりかけた医局へ戻る。残っているのは決まった先生だけ。楽しそうに?なにやら仕事をしている。自分の実験だったり、論文作成だったり。診療以外の仕事で、楽しみを覚えたのは初めてだった。というか他の先生方が楽しそうにやっている。

夜は自由時間。本は借りたい放題!医局のプリンターだって使いたい放題。コピー機も♪時々そんな夜なべな先生方と飲みにいったりした。誰かが「先生どうですか?食事いきませんか?」という時はじっと目で追って・・・「喜代崎(旧姓)も行く?」「はい、いきます!」てな具合で。私は夜の静かな病院が好きだった。前にも書いたが土日処置の時の病院も。次回はそんな先生方のおかしな会話を紹介したい。

-画像はイメージです-

このコラムについて

※2006年に掲載したドクターズコラムを再編集したものです。
※当時の表現を使用しているため、読みづらい部分があるかと思います。

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次回をお楽しみに! »