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[開業20周年]
医局日誌
〜Doctor's column〜

Episode 19:留学生

大学病院には多くの留学生(先生)がいた。みな英語はしゃべれたが、もちろん日本語も上手な留学生も多かった。ある日タイ人の留学生と食堂へ行く。なにやらたっぷり白いご飯の上にかけている。
私「その黒いの何?」留学生「コショウです。」「!!?」ご飯が見えないくらい胡椒をかけていた。「全然辛くない。足りないです(ニコニコ)。」
そしてお味噌汁。七味で満載。私「・・・。」留学生「物足りないです。」またある日、メキシコの留学生と食堂へ行く。私「・・・!!」お味噌汁にタバスコ満タン!「タバスコ入れないと食べられません。」・・。

別のタイ人と再び食堂へ。ラーメンにラー油とコショウ満載。もう驚きません。医局で。フィリピン人がインスタントコーヒーを入れてくれた。なんだかどろどろ。「フィリピン流です(ニコニコ)。」コーヒーの粉に砂糖を入れて、うっすらお湯を注ぎぐるぐるかき混ぜていた。私「なっ、なんだか美味しいね。」みなさん日本でうまいこと母国風のアレンジを加え、決して味見できないオリジナル作品を作りあげていました。

そんな調子でタイの留学生と外食。「このお店は、タイの味に近いです。でも、あまり辛くないです。」絶対信じない。食べてみると・・、「おっ、美味しいね!でも、とても辛いです!しかもすっぱいです!!おまけに臭いです!うっすら甘いし・・。」これがきっかけで、私はタイ料理のとりこになった。バンコクにも行き、プーケットには6回も遊びに行った。人は何でとりこになるか、分からない。


-タイにて-

このコラムについて

※2006年に掲載したドクターズコラムを再編集したものです。
※当時の表現を使用しているため、読みづらい部分があるかと思います。

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